こんにちは。カナダ・バンクーバー在住のMAMIです。
日本では、子どもが風邪やインフルエンザにかかったら、通い慣れた小児科に連れて行きますよね。予約なしで診察してもらえ、処方された薬も近くの薬局で簡単に受け取れる印象です。
一方、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC州/バンクーバー)の医療制度は、日本とは大きく異なります。
今回は、生後3ヶ月の娘が年末年始にRSVに感染し、3日間入院した体験をもとに、BC州の医療制度についてお伝えします。
※ 医療制度は州によって異なるため、本記事はBC州の内容です。
※ 私は医療従事者ではないので、あくまで一般の患者目線での話になります。
ちなみに娘は、RSV(Respiratory Syncytial Virus)という呼吸器感染症にかかり、肺炎・気管支炎・39℃の高熱を発症し入院しました。
現在はすっかり元気です!
医療機関の種類
まず、カナダでは小児科へ直接受診することはできません。
では、病気にかかった場合、どこを頼ればいいのか。順番に説明します。
ファミリードクター(かかりつけ医)
風邪、皮膚、耳など、気になる症状がある場合は、予約をして診察してもらいます。
対面だけでなく、電話やZoomを通した診療が可能な場合もあります。
必要に応じて、専門医への紹介状を書いてもらいます。
実際に、2歳の娘にピーナッツアレルギーが見つかった際、アレルギークリニックへの紹介状を書いてもらいました。※紹介状を書いてもらってから初診まで半年かかりました。
また、赤ちゃんの定期検診などにも対応してくれます。
811(HealthLink)
ファミリードクターがいない人や、州のケアカード(MSP)を持っていない人でも、無料で電話相談ができるサービスです。(今回初めて利用してみました!)
アージェントケア(緊急初期医療センター)
緊急ではあるものの、命に関わらない症状の場合に利用します。
小さな子どもは優先されますが、それでも2〜3時間待ちは当たり前。
混雑していると「明日また来てください」と言われることもあります。
事前にネットで、比較的空いているアージェントケアを調べてから行くのがおすすめです。
アメリカでは、ERより安く短時間で診てもらえるイメージのあるアージェントケアですが、
BC州ではMSP所持者であれば、アージェントケアもERもどちらも無料です。
ただし、待ち時間はどちらも非常に長いのが現実です。
ER(救急外来)
命に関わる、またはその可能性がある場合はERへ行きましょう。
入院に至るまでの流れ
最終的にERに連れて行ったのですが、生後3ヶ月の娘がどのような流れで入院に至ったのか、時系列でまとめてみました。
- 12月27日症状が出始める
鼻水・咳・38℃以下の発熱など、風邪のような症状が出始める。
- 28日811に電話で相談
ドクターより「Tylenolをあげて様子見」と指示。
- 29日症状が改善せず
アージェントケアに電話相談し、「ERへ行くように」と言われる。
- 15:00小児ERに到着
トリアージ後、すぐに個室へ。血液検査、レントゲン、尿検査など一通りの検査を実施。
- 19:00友達に連絡
ERドクターより「今夜は入院になる可能性が高い」と説明があり、上の娘をピックアップしてもらい一晩預かってもらうことに。
- 21:00小児ドクターによる診察
「小児科病棟へ移動し、経過観察」と判断。

ER到着からすでに6時間以上が経過していました。
- 23:00小児科病棟へ移動。
個室で入院生活スタート。
- 31日入院しながら経過観察。
大晦日・元旦を病院で過ごす。
- 元旦15:00最終診察後、退院。

元旦早朝には「すぐ帰れる」と言われていたのに、実際は約8時間待ちでした。。。
料金について
2泊3日の個室入院、すべてMSPでカバーされ、費用は完全に無料でした。
おまけにERから小児科病棟へ移動してからの駐車場代も無料。
入院を想定していなかったため何も準備していませんでしたが、
ブランケット、シャワー用品、アメニティ、携帯の充電器なども貸してもらえ、
不便なく娘と一緒に過ごすことができました。
カナダの医療制度、ありがたい…!
まとめ
まずは、娘の体調が回復して本当にホッとしています。
以前、上の娘をERに連れて行った際、
特別な処置はなく「Tylenolを薬局で買ってね」と言われるために、
何時間も待った経験があり、ERに行くこと自体に強い抵抗がありました。
でも今回は、もう少し早く連れて行ってあげればよかったと反省しています。
病院の設備、ナースやアシスタントさんの対応、そして何より全て無料な点は本当にありがたい一方で、「待ち時間の長さ」は、やはりカナダ医療の課題なのでは!?と改めて実感しました。
やはり、圧倒的なドクター不足な気がします。。。


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